サブロクウェッジ・クロはさらにアプローチ特化

サブロクウェッジはフェアウェイバンカーからのショット、林からの脱出、100ヤードくらいのアゲンストの状況などでも生きる性能を持っていましたが、今回新たに登場したサブロクウェッジ・クロはよりアプローチに特化した性能。

そのポイントとなるのが、ゴルフプライドの「CP 2 WRAPジャンボ」グリップ。通常のグリップと比べるとふたまわりほど太めのグリップで、手首の動きを抑えることが可能です。

転がしのアプローチでは手首の動きを抑えることが芯でヒットするためのコツのひとつ。極太グリップを用いることでそれがやりやすくなり、自ずと寄せやすくなります。転がしのアプローチでは強くヒットしてオーバーのミスが怖いものですが、極太グリップであることでそれも防ぐことができます。

また、日本シャフトのN.S.プロ モーダス3 120シャフトを採用したことで総重量は通常品より約40グラム重い480グラムに。この重さも、オートマチックに打てる性能につながっています。

それでいてバランスはC5。ヘッドが重すぎないので、ダフリのミスを恐れずに軽快にアプローチすることが可能です。

さらに、ヘッドが軽いことで一定の操作性もキープ。目の前のピンにちょこんと寄せたいケース、残り30ヤードの奥ピンに対してゴロゴロ転がして寄せたいケースなど、さまざまな状況に対応可能です。

サブロクウェッジ・クロをプロが試打

サブロクウェッジ・クロを、YouTubeやSNSを通じたレッスンが大人気の教え上手・奥山ゆうしプロに試打してもらいました。

「オリジナルのサブロクウェッジも試打していますが、このサブロクウェッジ・クロはグリップが重く、その分カウンターバランスになっているから、よりオートマチックに打てますね。操作性ならオリジナルのサブロクウェッジ、やさしさならサブロクウェッジ・クロという印象です」（奥山プロ）

アプローチに特化したギアだけに、基本的には「30ヤード以内をしっかり寄せたい、あわよくばチップインしたい人」にオススメとしながらも、「80〜90ヤードくらいの距離も武器になると思う」とコメント。

サブロクウェッジは100ヤード前後から低い球でグリーンを狙うのが非常に易しく、フェアウェイバンカー、林からの脱出などにも威力を発揮していましたが、サブロクウェッジ・クロはグリップが太く、全体重量が重いため、中途半端な距離から引っかけずに寄せることができるのです。

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サブロクウェッジ・クロは市川町製軟鉄鍛造

ヘッドは従来通り、国産アイアンのふるさとと呼ばれる兵庫県姫路エリアの市川町産軟鉄鍛造。

アイアンの素材のなかでも屈指の軟らかさを誇るS20Cの打感はそのままに、今回はヘッドを黒染め加工。アプローチのシチュエーションでヘッドに光が反射してまぶしく感じることがなく、ターゲットを狙う集中力が増します。そして非常にカッコいい。

もともとサブロクウェッジは市川町メイドのシャープな鍛造ヘッドのカッコ良さと構えやすさも大きな魅力でしたが、今回の黒染めはさらに精悍な印象を加えています。

ただでさえアプローチに絶大な威力を発揮するサブロクウェッジの性能を、さらにアプローチに先鋭化させたサブロクウェッジ・クロ。バッグに1本入れておくと、非常に頼りになるクラブです。

サブロクウェッジ・クロのスペック

• 商品名：サブロクウェッジ・クロ
• 素材：S20C
• 製法：鍛造
• ロフト：36度
• ライ角：64度
• ヘッド重量：295グラム
• ヘッド仕上げ：黒染め
• 長さ：34.5インチ
• グリップ：ゴルフプライド CP 2 WRAPジャンボ（ブラック×ブルー）
• シャフト：モーダス120（S）
• 重量：480g
• バランス：C5
• 右用のみ
• 商品番号：985609
※新溝仕様