JBEAN LEIZAM（レイザム）は455ccながら見た目は小ぶり

設計に目を向けると、455ccの大型ヘッドながら投影面積は小さめ。セミディープフェースを採用し、かつクラウン部を高くすることで塊感のあるヘッド形状をしています。これにより構えやすいだけでなく、空気抵抗を減らし、ヘッドスピードを高めることが可能になります。

また、ヘッドをフェース面側から眺めると、フェースがネック寄りにあることがわかります。これはつかまりを良くする工夫。つかまりが良く、かつアマチュアに多いヒールヒットに非常に強くなっています。

「とにかくやさしい、かんたんなヘッドです。上から見た感じはちょっと小ぶりなので、大きいヘッドが振りにくい人にはピッタリです。」

JBEAN ZY-SNAKEシャフト

このヘッドに組み合わせているのが、ジェイビームの新作シャフト「ZY-SNAKE（スネーク）」です。契約プロでドラコン選手として、またツアープロコーチとしても活躍する山崎泰宏プロが開発に携わったこのシャフトは、蛇のようなしなりを持つというシャフト。

非常にクセのないしなりの特性を持ち、扱いやすさは抜群。ヘッドの特徴を活かせるシャフト。そして、最大の長所は高打ち出し・低スピンであることだ。山崎プロは言います。

「打ち出しは高いけど、スピンは少ない。それがコンセプトのシャフトです。ドラコンで戦うために作ってもらったのですが、あまりにも出来が良かったので、一般ゴルファー向けの製品となったシャフトです。」

というのも山崎プロは、長さ以外は“一般ゴルファー仕様”のスペックでドラコンを戦う超異例のプロ。市販品の試打クラブと同じスペックで、世界レベルの飛ばしを実現しています。

つまり、山崎プロが飛ばせる＝一般ゴルファーが飛ばせるという式が成立してしまうのです。

JBEAN LEIZAM（レイザム）とZY-SNAKEの組み合わせがすごい！

「このヘッドとシャフトの組み合わせはドラコンの試合でテストしています。364ヤードで優勝したんですが、間違いなく飛ぶことがわかりました。そのときに使ったのがロフト9.5度でフレックスがSR。すごくやさしく飛ばせることが確認できています。」

我々が打っても300ヤード超え……はさすがに言い過ぎかもしれないが、しなるシャフトと曲がらないヘッドの組み合わせが生む中弾道レーザービーム弾道は、自己ベストの飛距離を叩き出す可能性を大いに秘めています。

飛ばしの限界を感じているゴルファーに試してもらいたいドライバーが、できました。

JBEAN LEIZAM（レイザム）をアマチュアゴルファーが打ってみた

ジェイビームの「レイザム」をゴルフポケット企画担当のOが打ってみました。シャフトはZYスネークの50SR。

「まず構えてみると、ヘッドは455ccと思えないくらい小ぶりで締まって見えます。セミディープフェースでクラウン部が高く設計されているからだと思いますが、小ぶりヘッドのほうが構えやすいタイプのゴルファーにはすごくフィットしそうです。」（O）

実際に打ってみると、中弾道のフェードボールが安定して出た。

「打ち出し角度は11度前後で安定し、スピン量は2000回転台前半で安定。スライスまでいかない、フェアウェイの幅に収まるくらいのフェードボールが出ました。左へのミスは怖がらなくても良さそう。スピンも少なすぎないので、弾道にすごく安定感があります。」（O）

そして、つかまるというよりは、操作性の高さが魅力だという。

「ジェイビームのドライバーでは、人気のJライデン、ZY-MAXなどつかまりの良さが魅力のモデルが多くありますが、レイザムもつかまえにいけば、つかまえることも可能。フェード、ドローの打ち分けがすごくしやすい印象です。ミスヒットにも強いですね。」（O）

というわけで、スライサー向けという感じではないものの、フェードを打っていきたい人にはピッタリ。左へのミスが怖いゴルファー、ボールをコントロールしたいゴルファーにも良さそうという結果になった。

「最後に、このドライバーは自分が思ったよりもヘッドスピードが出ます。ZYスネークシャフトが非常にクセなくしなってヘッドスピードを上げてくれるのが大きな理由ですが、ヘッドが小ぶりな分、空気抵抗が少ない印象も受けます。塊感があるドライバーに起こる現象ですが、エネルギー効率が良く、飛距離性能もすごく高いと感じました。」（O）

ジェイビームといえば飛ばしに定評のあるメーカー。それは今作においても変わらないようだ。

大人気カスタムクラブメーカーJBEAM（ジェイビーム）の新作ドライバーがすごかった！開発した山崎泰宏プロに直撃！