パターのイノベーションには終わりがない。そんなことを確信させる最先端パターがカリフォルニアから届きました。「クロノス」のアイデアは、あなたのパッティングを根底から変えてしまうかもしれません。
パターに求めるもののひとつとして、「良い転がり」というものがあります。つねに安定した良い転がりを得られることで距離感が安定し、距離感が安定すればパット数が減っていきます。同じように打ったつもりでも転がるときもあれば、転がらないときもあるのでは、なかなか距離感はあってきません。
ただポイントは、どうすれば良い転がりが得られるか、ということです。その課題に対してクロノスが導いたひとつの答えは「ゼロロフト設計」です。クロノスのフラッグシップモデルである「タッチ2.0 グルーヴィー」のロフト設定は0度。それには理由があります。
ロフト「0度」がこのパターの大きな特徴
通常のパターのロフトは3度前後。なぜなら、グリーン上に静止したボールは芝の中にほんのわずかに沈み込んだ状態であり、沈んだ状態のボールを浮かせるためには若干のロフトが必要だから。パターでヒットしたボールはいきなり転がるのではなく、わずかにキャリーしてから転がるのが“いい転がり”につながります。
ではなぜクロノス タッチ2.0グルーヴィーはその良い転がりに必要なはずのロフトを「ゼロ」にしてしまったのでしょうか。答えはアマチュアのストロークにあります。
クロノスの調査によれば、アマチュアゴルファーの97%がアッパー軌道でボールをとらえている。つまり、自らロフトをつくっているというのです。
アドレスルックはご覧の通り、超オーソドックスかつ精巧そのもの
プロゴルファーならばつねにスクェアかつレベル(水平)にインパクトを迎えられるはず。しかし、アマチュアの場合はどうしてもアッパー軌道になってしまう。ならば、その軌道にロフトを合わせてしまえばいいというわけです。
結果、ほとんどのアマチュアゴルファーにとって、タッチ2.0グルーヴィーで打ったボールは通常のロフトのパターに比べて早く順回転へと移行。それが安定した“いい転がり”へとつながっていくのです。
そして、パターそのものの造りにも妥協がありません。学生時代にスクラッチプレーヤーとして活躍し、大学卒業後は日本に留学して陶芸などの日本のモノ造りにも造詣が深い新時代のパタークリエイター、フィリップ・ラパーズが創り出すのは、造形美とモノとしての精度を併せ持つ唯一無二のプロダクト。
フェース面の溝(グルーヴィ・グルーヴ)によって操作性、方向性も兼ね備える
その最大の特徴が、すべてのパターにおいて、ヘッドの重心とセンターラインが一致していること。高精度の削り出しパターであることで可能な、この“ピュアバランス”によって、ヘッドの重心=真の芯でボールをヒットすることができるのです。
ヘッドの重心を外したところでヒットすれば、当然ながらヘッドはブレ、ボールに伝わるエネルギーもロスしてしまいます。ヘッドの重心でヒットすることができれば、ボールに余すところなくエネルギーを伝えることができるのです。
すべてのパターでヘッド重心=センターラインの「ピュアバランス」を実現している(写真のパターは別モデル)
ゼロロフトとピュアバランス。このふたつの革新的テクノロジーを持っているのは、世界中でクロノスのパターだけ。グリーン上でのパフォーマンスを大きく変える可能性を秘めたパター、ぜひお手にとっていただきたい、最先端のパターです。