このアイアンのコンセプトは「本当にやさしいアイアン」。ヘッドはモダートの「CBF」。シャフトは、USTマミヤのカーボンシャフト「ATTAS IRON(アッタスアイアン)」。上級者向けアイアンのように見えますが、ルックスからは想像できない「やさしさ」が詰まったアイアンセットです。
幅広ソールの大型アイアンより簡単!?
「本当にやさしいアイアン」できました
「モダートCBF×アッタス80R 2番手ズラしアイアン」
アイアンショットの代表的なミスのひとつが「ダフリ」。縦の距離が合わないだけでなく、バンカーや池越えでダフッてしまえば大叩きにもつながります。
ゴルフ初心者が、ソール幅の広いアイアンを勧められることが多いのも、この「ダフリのミス」を軽減してくれるから。
しかし地クラブメーカー「モダート」を主宰する須田満さんは、ソール幅の広いアイアンが「やさしい」かと言えば、そうではないと言います。
「ソール幅の広いアイアンは確かに打ち込んでも刺さりにくく、すべってくれます。しかし、アマチュアに多い、上げにいくような動き、ボールを手前からすくい上げるような動きに対しては、広いソールが逆にダフリの原因になってしまいます」(須田さん)
ボールの手前にクラブが入ると、ソール幅が広いほうがダフリやすい。
「ダウンブローに打つならソール幅の広いアイアンは『やさしい』と言えても、ダウンブローに打つのが苦手なアマチュアにとっては、幅広ソールは扱いにくいかもしれません。
ボールの手前をダフリ、ソールが跳ねてトップするダフリトップも起きやすくなります。ラクにボールを上げられるアイアンであれば、ソール幅が狭い方がずっとやさしいですよ」(須田さん)
精悍で寛容。
ボールが上がりやすい低重心フォージド
モダート「CBFアイアン」
ヘッドはモダートのフォージドアイアン「CBF」
「本当にやさしいアイアン」のコンセプトを実現するために、ヘッドにはソール幅が狭く、ボールが上がりやすいモダートのアイアンヘッド「CBF」をセレクト。
やや丸みを帯びた形状はモダート得意のウェッジからの流れを汲んだもの。5番アイアン~PW
の6本セットです。
コンパクトなヘッドは難しそうに見えますが、バックフェースは波をイメージした「ウェーブキャビティ」構造。低重心でボールが上がりやすいのが特長です。
波型のデザインが特徴的なキャビティ構造
トップブレードに厚みがあるので、フェースの上部に当たっても当たり負けせず、飛距離のロスを最小限に抑えてくれます。
また、低重心なのでフェース下部でインパクトしても、ボールをしっかり押せるのもポイント。ダウンブローに打つ方、そうでない方の両方に「やさしさ」のある設計です。
ソール幅は狭くとも、フェースは肉厚で低重心のキャビティ構造。
ややコンパクトなヘッドは操作性にも優れ、初心者から上級者まで幅広いスキルレベルに対応。上達を重ねても物足りなくならない長く使えるヘッドです。
デザインはシンプルで王道的。モダートらしい精緻な仕上がり。
ボールの上がりやすさを追求。
シャフトはUSTマミヤのカーボンシャフト
「ATTAS Iron 80R」を2番手ズラシで装着
USTマミヤのカーボンシャフト「ATTAS IRON」
やさしさの要である「ボールの上がりやすさ」を追求して、シャフトにはUSTマミヤのカーボンシャフト「ATTAS IRON」シリーズから80グラム台のRフレックスをセレクト。
「ATTAS IRON」は、カーボンシートにパウダー状にしたタングステンを配置することで、重量帯ごとに重量配分を最適化した最先端シャフト。
もともと飛距離性能に定評があるシリーズですが、80グラム台の「R」シャフトは程よいしなりと、シャープなしなり戻りでボールをラクに上げてくれるシャフトです。
80グラム台のアイアンシャフトですが、剛性感は高く、普段100グラム台のスチールシャフトをお使いの方でも違和感なく使える仕上がりです。
2番手ズラシでしなり量をアップ
さらにボールを上がりやすく
さらにしなりを感じやすく、ボールを上げやすくするために、「モダートCBF×ATTAS 80Rアイアン」は、それぞれの番手に2番手長いシャフトを装着しています。
つまり、5番アイアンには3番アイアンのシャフトが、7番アイアンには5番アイアンのシャフトが装着されています。
アイアンは番手ごとの振り心地を揃えるために、ショートアイアンになるほどヘッドが重く設計されています(シャフトが短くなり軽くなるため)。
シャフトを2番手ずらすと、通常より2番手重いヘッドが装着されることになり、その重さの分だけシャフトはしなりやすく、やわらかく感じられるようになります。
「ATTAS IRON」はRフレックスでも剛性感が高いので、こうすることでしなり量を調節。よりボールが上がりやすくしているのです。
ミスに強いって、こういうことか
「モダートCBF×ATTAS IRON」ぜひお試しください
グリップはオーソドックスなモダートオリジナル。
女子プロの多くがアイアンに「R」フレックスのシャフトを使っているのも、高さでボールを止めることができるから。
ボールがラクに上がるので、すくい上げるような動きが入りにくく、スウィングを整えてくれる効果も期待できます。
ダフリやトップが起きにくく、ミスヒットにも強い「モダートCBF×ATTAS IRON」。幅広ソールにはない「本当のやさしさ」を体感してみてはいかがでしょう。
詳細情報
- 商品名:「モダートCBF×アッタス80R2番手ズラしアイアン
- ヘッド:モダート「CBF」
- ヘッド素材:S20C
- ヘッド仕上げ:ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ
- ロフト:5#26度・6#29度・7#33度・8#37度・9#41度・PW45度
- ライ角:5#60.5度・6#61度・7#61.5度・8#62度・9#62.5度・PW63度
- シャフト:アッタスアイアン(80グラム台Rフレックス)
- クラブ長さ:5#38.25インチ・6#37.75インチ・7#37.25インチ・8#36.75インチ・9#36.25インチ・PW35.75インチ
- クラブ重量:7#404グラム
- バランス:D3
- グリップ:MGM60R