"マッスル級の打感"にキャビティのやさしさ!
グラインドワークスがメジャーチャンプと造った
「 PR-202 Forged CNCアイアン」
東京五輪にも出場したメジャーチャンピオン、パトリック・リード。彼が使っているのが日本のクラブメーカー「グラインドワークス」のアイアンです。
PGAのトップ選手だけにマッスルバックのアイアンを愛用していますが、3番、4番アイアンだけはキャビティバックのモデル。
そして、5番アイアン~PWの全番手をパトリック・リードと同じキャビティバックのモデルで統一したのが、こちらの「PR-202 Forged CNCアイアン」です。
メジャーチャンピオンのパトリック・リードと共同開発
PR-202 Forged CNCアイアン(5番アイアン~PWの6本セット)
「PR-202 Forged CNCアイアン」は、日本のクラブメーカー「グラインドワークス」が、メジャーチャンピオンのパトリック・リードと共同で設計したキャビティバックモデルです。
パトリック・リードは、マッスルバックアイアンを愛用していますが、3番アイアンと4番アイアンの弾道がわずかに高かったこと、もう少し寛容性の高いロングアイアンが欲しいという希望を持っており、その課題を解決するために共同で開発したのが「PR-202 Forged CNCアイアン」です。
3番、4番アイアンの弾道が高いのが悩みとは、さすがPGAのトップ選手。
PR-202 Forged CNCアイアン。CNC機械加工で精密に仕上げられた美しいヘッドです
そこでグラインドワークスでは、リードとともに、マッスルバックの打感とコントロール性を兼ね備えた、新しいキャビティバックの設計を開始。
重心を低く保つためにソールはやや重厚に。コンパクトでシャープなヘッド形状ながら、打感をマッスルバックに近づけるためにキャビティエリアにやや厚みを持たせたキャビティデザイン「PR-202 Forged CNCアイアン」が完成しました。
コンパクトでシャープなヘッドは、ソールをやや厚くすることで低重心化を実現。
ロングアイアンでのパンチショットやスティンガー(低い弾道)ショットにも対応できるように、ヘッドの形状、ヘッドの移動の仕方、オフセットの数値だけでなく、トウとヒールの削り方など、細部に至るまで改良を重ねられています。
雨の日もボールを操れる溝の多いフェース面
キャビティバックのやさしさを持ちながら、多彩にボールを操れる中上級者好みのアイアン。
S20C鋼から造り上げられたヘッドは、すっきりとしたシンプルなデザイン。手作業で研削、研磨され、最終的にCNC機械加工による細部の調整が加えられ、丁寧に仕上げられています。
みんなのゴルフダイジェスト
中村修プロの試打インプレッション
PR-202 Forged CNCアイアン(7番アイアン)
パトリック・リードといえば、低い球や高い球、左右に曲げたりとボールを操るタイプの選手。「PR-202 Forged CNCアイアン」は、そんな彼が共同開発したキャビティバッグのモデルです。
アドレスしてみると、ヘッドも大きすぎず、いかにも操作しやすそうな顔つきです。
さらに、ヒール側のトップラインが低すぎず、フェース面が大きく見えるように工夫されているので、安心感があります。
PR-202 Forged CNCアイアン(7番アイアン)
試打したのは7番アイアンはロフト33度。シャフトはダイナミックゴールドのS200です。
ボールを打ってみると、まず打感の柔らかさが印象的です。音もいいですね。充填剤など入れずに素材だけでこの打感の柔らかさが出せているのは驚きです。
飛距離はキャリー159ヤードで、スピン量は5554回転。落下角度は44.3度。高さも出ていて、グリーンでしっかり止まってくれる数値です。
ややカット目に打つなど、操作もしやすいですね。これならプロがマッスルバックのアイアンとコンボで使っても違和感がありません。こういうモデルは最近少なくなってきたので希少ですね。
スコアラインの溝も多く、雨の日でもしっかりスピンが入りそうです。
また、オリジナルのグリップは、コード入りですが、ラバーのやわらかさもある珍しいタイプ。
グラインドワークスのオリジナルグリップ)
グラインドワークスのオリジナルのようですが、これなら雨の日も滑りにくそうです。よく考えられていますね。パトリック・リードが共同開発しただけあって操作性は高いですが、上級者だけでなくシャフト次第ではアベレージゴルファーでも十分使える「やさしさ」があると思います。