世界の5000万人を超えるゴルファーが、右利きにもかかわらず、左手リードで打つことを常識をしている。
しかし、右利きなら、右手で飛ばす。これこそがシンプルで体にやさしい振り方であり、遠くへ正確に飛ばせるスウィングなのではないだろうか。
そんな疑問に力強い答えを出している人物がいる。福岡市で「桜美ゴルフハウス」を主宰し、“桜美式”「OSゴルフ理論」を提唱する篠塚武久氏だ。
その理論の大きな特徴は「テンフィンガーで握る」こと。両手の指を重ねたりからめたりせず、左手親指も立てない。
野球のバットグリップのような握りにすることで、利き手である右手が積極的に使え、さらに腕や腰はねじらなくともよいなど、シンプルなスウィングになって「ゴルフが簡単になる」のだという。
この既成概念にとらわれない新機軸の理論を学んだ時松隆光プロが2016年にツアー初優勝、続く17年、18年にも1勝して活躍が続いている。さらにアマチュアを含む多くの選手がテンフィンガーで競技実績を挙げている。
本書では、桜美式の根幹であるテンフィンガーグリップの真髄とスウィングを詳しく解説。さらにアプローチ、パッティングにいたるまで、“桜美式ゴルフ”レッスンをふんだんに収録している。
さあ、あなたもこれまでの“常識”は捨てて、テンフィンガーに変えてみよう!