ミステリー「212MF」の“面精度”とは?
大阪のカスタムクラブメーカー・ミステリーの「212MF」は、フェース面に公差1000分の2ミリの高精度で仕上げられた「平面加工」が施されているというウェッジ。フェース面は平らなのが普通ですが、その精度がめちゃくちゃ高い超平面フェースウェッジなんです。
なんでこのような加工が施されているかといえば、実はウェッジのフェースの「面精度」もどうやらスピンをかける上では重要みたいなのです。
フェースが平らであるほどボールはフェースに密着。その分ボールが潰れてスピンが入り、サイドスピンも生じにくくなるというのがその理屈。
スピンが揃うことで弾道の高さが揃い、弾道の高さが揃うことで距離感が養われる。いいことづくめだというのですが、実際のところどうなのでしょうか。川口市浮間ゴルフ場の協力を得て、じっくりと試してきました。芝の上からコースボールを使って100球アプローチです。
超平面ウェッジ・ミステリー「212MF」を打ってみた
さて、フェースの平面性なんて素人が打ってわかるもんかな? と思いつつ試打してみましたが、これが意外と「わかる」気がします。
まず印象的なのは打感で、インパクトの瞬間にボールがフェースに貼り付いて、一瞬遅れて飛び出すような、そんな感触です。「柔らかい」とも違う、初めて味わう打感とだと思いました。
そして驚いたのは球の高さ。普段の58度より球が低い! いかにもスピンがかかっている球の飛び方で、実際に着弾してからもスピンがほどけず、しっかり止まってくれます。
スピンがかかって球の高さが揃うと、不思議なもので安心して打っていけます。エッジまで10ヤード、ピンまで10ヤードの砲台グリーンへのアプローチでしたが、9割以上がオン。8割くらいがワンパット圏内に寄ってくれました。
まとめると、
面精度が高いと打感が明らかに良く感じる
↓
スピンがかかり、球の高さが揃う
↓
球の高さが揃うことで、距離感が合う
↓
安心して打っていける(ゆるまない)
↓
結果、ミスが減る。
といったように、風が吹けば桶屋が儲かる的な効果があるように感じられました。なにより、ポコンと球が上がらずに、しっかりフェースに乗ったボールが低く打ち出されていくので、なんだか上手くなった気がします。
というわけで、ウェッジの面精度は、打ってみるとアマチュアゴルファーでも「意外とわかる」という結果になったのでした。ゴルフギアの世界は奥が深い!
ミステリー「212MF」ウェッジの詳細は、以下のゴルフポケット各店をチェック!
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