ドライバーの反発性能はCT値のルール適合上限が、257μsと定められている。その数字を大幅に上回るCT値310(ルール不適合)というモンスタードライバーが登場!
最適重心、最適弾道。そして超・高反発を両立
かつてドライバーの素材は「木」 だった。時代とともにその素材は進化し、近年ではチタンがスタンダードに。木から金属へ、これがドライバーのここ数十年での大きな進化であり、変化だ。そして、3Dプリンターの登場は、この素材の変化に匹敵するインパクトをドライバー作りにもたらすかもしれない。
一層0.03ミリピッチという極々薄い粒状のチタン層を3000層積み上げて作るのが真空3Dチタンプリ
ント製法。 そんな3Dプリンターでドライバーをつくるメリットは、まず内部構造を自由に設計できる点にある。最適な重心は、最適な弾道を生む。
そしてもうひとつ、意外なメリットが「強度」だ。溶接・接着を行わない上に鍛造・鋳造の過程でどうしても起きてしまう気泡も含まれない。だからこそ、同じ重量・同じ薄さでも強度が高い。もうおわかりだろう、結果、超高反発が実現してしまうのだ、ルールには不適合。競技では使用不可。ただしプライベートならOK!
その性能を確かめるべく、プロゴルファー・奥山ゆうしに試打してもらいました。
「3Dプリンターで作ったドライバーは初めてなのでイメージが湧かなかったのですが、打ってみるとめっちゃ飛びますね! ヘッドスピードを43m/sに落としたときに265ヤード飛んだのには驚きました。シャフトのタイミングが取りやすく、よくしなるのでヘッドスピードが出しやすく、高打ち出し・低スピン。キャリーがよく出て飛びますね。基本的に僕がロフトが寝ているドライバーを打つとボール初速が落ちますが、高反発なだけあって11.5度で64.5m/sと速いですね。少し芯を外してもミート率が1.49あるので、芯を喰えば1.5以上出そうなのも高反発ならではだなと感じました」(奥山プロ)
最新のテクノロジーがもたらした最先端の飛び、一度味わってみたい……そう感じしまうのは、私だけではなはずだ。