自立するパターで打ちきれない男が覚醒!? ブラッドライン「VALE」をコースで使ってみました。

 

自立するパター、ブラッドライン「VALE」

絶賛大ヒット中のブラッドライン「VALE」。その特長はなんといってもパターが自立すること。ポンと地面におけば手を離しても倒れず立ったまま。そのまま後ろに回って確認すればアライメントも完璧。さて、そんな珍しいパターは、打ちきれない男の救世主となるのか。実際にコースで使ってみました。

 

憧れの強気のパットは打てるのか?
ブラッドライン「VALE」を手にいざコースへ。

 

ご覧の通り自立するのが最大の特長

皆さまはじめまして、不惑をとうに過ぎても惑うことばかり、オヤジゴルファー3号です。ゴルフの腕前は80台中盤を行ったりきたりといったところ。もうひと皮むけたいところですが、これがなかなか…。

ショットがいい日はパターが悪く。ショットが悪い日はパターも悪い。

そう、パターなんです。これは、ゴルフを始めた頃から悩みの種なんですが、まあ打てない。特にショートパットが苦手で、なんでそんなにショートしたの?と、同伴プレーヤーからイップスを疑われたこともあります。

壁ドンの強気なパットなんて狙って打ったためしがなく。思えば父親もパットは弱気でしたから、これは遺伝なのかもしれません。そんなわけないか。

 

さて、そんな私の前に現れたのが、ブラッドラインの「VALE」。

手を離してもパットが自立したままという珍しいパターですが、その最大のメリットがカップに合わせたら後ろに回ってアライメントを確認できるということ。

後ろから確認すればアライメントは完璧!なはず

狙ったところに正確にフェース面を向けるのは思いのほか難しく、構え方やクセで左右にズレていることが多いそうですから、これは良さそうです。

【1】パターの向きは完璧→【2】確信があるから強く打てる→【3】カップイン!

あぁ、なんと素晴らしき3段論法。「今日はいけるんじゃね?」と、コースに到着前から、期待が確信にかわりつつあります。というわけで、茨城県にある某ゴルフ場に到着です。

 

ブラッドライン「VALE」を手に、10.2フィートのグリーンに挑む!

さて、当日のグリーンコンディションは10.2フィート。まずまず速いです。ちなみにグリーンはベントで、1月後半のラウンドですが幸いグリーンは凍っていませんでした。

10.2フィート。手ごわい一日になりそうです

 

この日はスタートまであまり時間がなかったこともあり、練習場へは行かずに、練習グリーンで5分ほどコロコロ。10フィート越えは久しぶりですが、下りはカップを過ぎてから想像以上に転がっていきます。速いグリーンではテキメンにビビりますから、これは要注意です。

時間がなかったので、しっかりラインを合わせるというよりは、スピードを確かめるだけでしたが、ブラッドライン「VALE」、なかなかいい感じです。とてもストロークしやすい。

ブラッドライン「VALE」は自立させるために、ヘッドは重く、シャフトとグリップはかなり軽く設計されています。グリップを純正以外のものに替えたら、グリップが重くなって自立しなくなることがあるそう。かなり繊細なバランスで立っているわけです。

そのため、ストローク中もヘッドが重く感じられて(事実重いわけですが)、手先の操作が入りにくいので、振り子のストロークがとてもしやすいです。これはインパクトでゆるみにくそう。いいじゃないか「VALE」。

打感はやわらかめですが、しっかり芯のある打感で印象はいいです。ゆるみにくいからでしょうか、いつもより転がりもいい気がします。

 

というわけで、いよいよラウンドスタート。
ブラッドライン「VALE」の真価はいかに?

いきなり結論ですが、ブラッドライン「VALE」、グリーン上では相当いいです。後ろからアライメントを確認したのはショート~3メートルくらいのパットだけでしたが、当初の予想通り、しっかり打てます。自信が持てるというのは、何事においても重要ですね。

後ろからアライメントをチェック。写真を撮ってくれたオヤジゴルファー2号の影が…

カップに向けて構える→後ろから確認→ズレていた分を修正→ストローク、と進むわけですが、「ズレていた分を修正」の作業がメンタル的にも効果抜群。

「修正したんだから大丈夫」という気持ちが、いつもより強めに打たせてくれた気がします。

 

入ったのかといわれたら、残念ながらそうでもないんですが。原因はラインが読めてなかったせいで、ショートしたのは2回だけ。それも登り傾斜のかなり強かったときだけでした。惜しいパットが増えただけでも、結果には大満足です。届いていれば、いつか入ってくれるでしょう。

しっかり打てるようになり、苦手なショートパットに改善の兆しが。

 

後ろからアライメントを確認してみてわかったのは、私は狙ったところより少し右にフェースを向けるクセがあるということ。

カップのセンターを狙ったつもりが右フチを向いていたり、カップを外さない程度に右を狙うはずが、カップから余裕で外れていたり。自分の構え方の傾向が分かったのも収穫です。もしかしたらショット全般そうなのかも。

 

この日はグリーン上で一同大苦戦。

あと、ブラッドライン「VALE」はゴルフ仲間にウケます。後ろに回るたびに同伴プレーヤーがニヤニヤ、クスクス。この日は速く傾斜のきついグリーンに一同大苦戦となりましたが、グリーン上がなごやかな雰囲気になったのが、パターが苦手な私には一番良かったかもしれません。

シャフトがとても軽量なので乱暴に扱うと破損の恐れがあったり、純正ヘッドカバーのマグネットがもう少し強いといいのにな、など気になる点もありましたが、これはしばらく使ってみようと思います。次はもっと入りそうな気がするんですよね。

ブラッドライン『VALE』【ルール適合】
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