「あれ、グリップ折れてない⁉︎」と思いきや、実はスライス撲滅の秘密兵器だった!

グリップが途中からぐにゃっと折れ曲がったなんとも不思議な形状のこのアイアン。実は頑固なカット軌道を直し、つかまった球を打つためにトップアマが考えた、超効果的練習器具だった!

トップアマのカット軌道を直したルーツゴルフ「シャロぽん ヒンジアシスター」

京都の老舗カスタムクラブメーカーの営業マンである大同一輝さんにはスウィングの悩みがあった。それが、アウトサイドインのカット軌道。これがどうしても直らなかったのだ。

ルーツゴルフ「シャロぽんヒンジアシスター」。ヘッドはロフト33度のちょっと飛び系の8番アイアン

そんなある日、大同さんはインターネットでプロのスウィング動画をひたすら眺め続けながらあることに気が付く。プロは切り返しでクラブが絶対に後ろに倒れる。この動きさえできれば、カット軌道が直るのではないか……?

そう考えた大同さんはある練習器具を試作する。それが「シャロぽんヒンジアシスター」誕生の瞬間だ。

シャロぽんは、グリップが途中で折れ曲がっている。これがあることで、始動においては左手が手のひら方向に曲がるヒンジ(掌屈)の動きがやりやすくなり、切り返しではクラブが「後ろ」に倒れやすくなる。ヒンジができていることによりフェースが開かず、軌道がインサイドアウトになることでつかまったボールを打つことができる。

曲がった部分を左手で握るだけ

「プロたちは切り返しでクラブが後ろに倒れます。これによってクラブはオンプレーン軌道になるのです。シャロぽんは、切り返しでクラブが倒れるシャローイングの動き、そしてフェースをシャットに保つヒンジコック(掌屈)の動きも身につきやすいんです」(大同一輝さん)

たしかな手応えをつかんだ大同さんは、一年間コツコツとこのシャロぽんでハーフスウィングの練習を繰り返す。その結果が、2022年の日本社会人ゴルフ選手権2位という成績となって現れたというからすごい。大同さんと大同さんを強くしたこの練習器具はプロのユーチューブチャンネルで取り上げられるなど、大きな反響を呼ぶまでになった。

グリップが曲がっているシャロぽんを使うことで「切り返しでクラブが倒れる」シャローイングの動きが身につく

「これを一年振り続けた人で、一年後にハンディが15から5になった人もいますよ」と大同さん。一年も続けられるかな……? とつい思ってしまうが、「続けられるんです」と大同さんは太鼓判を押す。

形状的にはグリップが曲がっているだけで普通のアイアンであり、ボールを打つこともできる。なので、普段の練習に違和感なく取り入れられるというのが理由だ。そして続けることでアイアンの番手が1番手伸び、球筋も大きく変化するという。

ゴルフの運命を変える練習器具、ぜひお試しあれ!

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