リグロフォージドウェッジ。その名を知るのはかなりのギア好きだろう。「スピンがかかる」という口コミがじわじわと広がり、スマッシュヒットとなったウェッジだったが、コロナ禍で一時市場から姿を消していた。そのリグロフォージドが「リグロツアー」と名前を変えて、奇跡の復活……で、どんなクラブなんだっけ!?
0.001ミリの精度で溝を加工する
ゴルフダイジェストの通販サイト・ゴルフポケットで数年前にスマッシュヒットとなったウェッジ、それがリグロウェッジ。大人気の真っただ中、コロナ禍で一旦供給が途絶えていました。そのリグロウェッジが、数年のときを経て、新たにリグロツアーウェッジとして奇跡の復活を遂げたのです。
その特徴はやはりスピン性能。フェース面には超高精度な溝加工に、超精密なミーリング加工が加わることで圧倒的なスピン量を生んでいます。さらにIP(イオンプレーティング)加工まで施すことでスピン性能が長持ち。
スコアラインはフェース全面に施されたフルスコアライン。バウンスは58度で9度と、技術を活かしたいゴルファーにはたまらない性能。構えた顔も非常にオーソドックスで、そこも玄人好みです。
ゴルフポケットの試打担当・Oがテストしました。
「なんといっても気になったのはスピン性能が健在か否かですが、普通に打って10000回転弱がコンスタントに出ました。そしてフェースを開いて思い切りスピンをかけにいったら、11668回転というちょっとみたことのない数字が。スピン性能は変わりがないか、むしろ進化している印象です。顔もいいし、デザインもいい。総合力に優れたウェッジだと思います」
ウェッジに何を求めるかはゴルファーそれぞれ答えが違うはずですが、やっぱり「止める」ことが基本となるウェッジにおいて、スピンは基本性能。そのウェッジの基本が高いレベルで備わり、構えた顔が良く、抜けも良い。自信を持って薦められる、ウェッジです。