2023年月刊ゴルフダイジェスト6月号で紹介した転がし専用のギア”サブロクウェッジが大好評。そこで、プロ、アマ両方の目線で感想を聞かせてもらいました! はたしてサブロクウェッジは本当に”救世主”だったのか?
サブロクウェッジはグリーン周りの救世主か?
4月に発売してから瞬く間に完売となったサブロクウェッジ。とはいえ、検証していないのも事実。ということで、奥山ゆうしプロのラウンドレッスンに持ち込んでアマチュアゴルファー代表の菊田さん、髙橋さんの2人に打ってもらいました!
「これがチッパー? そんな風に見えないね」と、まず見た目のかっこ良さが気に入った様子の菊田さんと髙橋さん。
実際のラウンドで打ってみて、どうだっただろうか? アプローチが得意という菊田さんは「クラブが仕事してくれる感じです」とこう続ける。
「クラブの重さもあるのか、勝手にヘッドが動いてくれる感じがあるので手を使わずに打てます。変にスピンが入って止まることもないので、スーッと転がって球の伸びもすごくいいです。花道やラフなど何度も使いましたが、ざっくりの心配は全くありませんでした。距離感も何球か続けて練習すれば感覚を掴めてくると思います」(菊田さん)
続いて髙橋さんはどうだろうか?
「とにかく見た目がかっこいいです! もはやこれはチッパーではないですね。そこにまず惚れました。ロフトが36度と立っているので、フェースにコンタクトしやすいです。失敗した!と思っても大きなミスにはならず、ある程度ピンによってくれます」(髙橋さん)
2人が使っているところを見ていた奥山プロはサブロクウェッジのメリットをこう解説する。
「“ミスをしない”という安心感がこのクラブの最大のメリットですね。また、球を上げようという心理もなくなるのでザックリなども減ると思います。もちろんバンカー越えなど球を上げたい状況では使えないですが、使える状況はたくさんあるのでミスの心配がかなり減りますね」(奥山プロ)
サブロクウェッジはミスをしやすい状況、たとえば、花道やグリーン奥のラフやエッジ、グリーン横のラフ。50ヤードと距離のあるフェアウェイに林からの脱出など、様々な状況で使えそうだ。その反対に使えないところと言えば「上げなければいけない状況ではサンドウェッジの方が向いている」(奥山プロ)とのことだ。
サブロクウェッジでより寄せるために、打ち方のコツはあるのだろうか? 「まずは距離感を覚えることが大事」だとこう続ける。
「5ヤード、10ヤードと振り幅の目安を決めて、振り幅に対して転がりを覚えましょう。そして、エッジまでの距離でアドレスを変えるのもひとつの工夫。エッジまで5ヤード程度ならパターのように、5ヤード以上ならアプローチのような構えにしましょう。それぞれの感覚で打てるのでスムーズにスウィングできるようになるはずですよ」(奥山プロ)
サブロクウェッジの魅力は究極の安心感。グリーン周りのアプローチでのミスを減らしたいというゴルファーにとって救世主になるかも⁉︎