ゴルフポケットではクラブにウエア、練習器具などさまざまなゴルフグッズを取り揃えていますが、なかでも人気のカテゴリーのひとつがズバリ「パター」。
パットに型なしという言葉の通り、パッティングスタイルは人それぞれで、パターの好みも十人十色。また、他のクラブに比べて気軽に替えやすいということもあってか、年間を通じて人気です。
そんなパターカテゴリーの中から、この1年間で売れたパターのなかから、今も購入可能なパターのBEST5を発表していきましょう。
【5位】ターニークラシック IM-G5 パター
まず5位は「ターニークラシック IM-G5 パター」です。IM-G5とは1930年代に生まれ、多くの名手に愛されてきたパターの名器中の名器。
その精悍なシルエットは今でもファンが多いのですが、いかんせん最新のパターと比べてしまえば“やさしさ”という点では及びません。
そこで、当時のフォルムを精密な削り出し西方で忠実に再現した上で、ソールに可変ウェートを装着してヘッド重量を重くし、フェース面には転がりを安定させるスコアラインを配置するなど、徹底的な“現代化”を施したのがこのパター。
まさに温故知新ともいうべき形状と性能がゴルファーの心をつかみ、5位にランクインしました。
【4位】ボビーグレース F-22 アスキッカー
続いて4位にランクインしたのはボビー グレースの「F-22アスキッカー」。尻(アス)を蹴飛ばす(キッカー)という少々お上品とは言えない名称を持つパターですが、名称の理由は形状と性能にあります。
多くのパターはフェース面のすぐそばにシャフトが差さっていますが、このパターの場合シャフトが差さっているのはフェース面から遠く離れたヘッド後方。大型ヘッドならではの深い重心位置、そこにシャフトが配置されているのです。
それによりコントロールしやすく真っすぐの軌道で振り抜きやすいのはもちろん、自然とアッパー軌道でボールをヒットすることになるため、ボールにトップスピンがかかりやすく、転がりの良さにもつながるのです。
ショートしそうになるボールの尻を蹴飛ばすような性能。ショートのミスが多い、ストロークが安定しないという人は試す価値のあるパターではないでしょうか。
【3位】デラマックス×べノック「ラリー」&「スタンリー」
いよいよBEST3。売り上げ3位となったのが「ショートしないパター」がコンセプトのデラマックス×べノックの「ラリー」と「スタンリー」のふたつのパター。
軽量45グラムかつXXと超ハードなカーボンシャフトに合わせ、ストロークが速い人はピン型のラリー、ストロークがゆっくりな人はマレット型のスタンリーを使うことで、ゆるまずしっかりと撃ち抜けるのが特徴。
超精密加工でプロたちからも信頼を集めるべノックと、飛ばしのシャフト開発技術をパターに応用したデラマックス。両者のコラボが「打ち切れない」という悩みを抱えるゴルファーにフィットしたのが、愛用者が続出した理由です。
【2位】ザ チャンバーパター レキシー・トンプソン限定モデル
2位にランクインしたのは世界のトップ女子プロ、レキシー・トンプソンのシグネチャーモデル。
このパター、実は性能がものすごい。フレームを含めたボディはなんとカーボン製。その重量はヘッド全体のわずか10%に過ぎず、残り90%はすべて重心を最適化するためのフリーウェートという驚きの構造をしています。
タングステンなどの比重の重い金属をボディ周辺に配置することで極めて高い慣性モーメント、ワイドなスイートスポットを実現。一見ごく普通の大型マレットなのですが、中身はちょっと他とは一味違う性能を秘めているのです。
プロをして「ショートパットはほぼ無敵!」と言わしめた性能で大いに売れ、在庫は残りわずか。欲しいという方にはお早めの注文をオススメします。
【1位】ブラッドライン ベール(VALE)
いよいよ1位、この1年のベストセラーとなったのが“自立するパター”ことブラッドラインの「ベール」です。
パッティングでは正しい方向に打ち出すことが極めて大切で、そのためには正しい方向に構えることが前提となりますが、これがなかなか難しい。
ベールの場合、特殊な設計によりグリップしなくてもヘッドを置いた状態で自立することで「正しい方向に構える」ことが確実にできるという優れもの。
そのコンセプトが多くのゴルファーから支持されて、完売しては本国からの入荷待ちを繰り返す人気商品となりました。
以上5本はいずれもゴルフポケットらしい個性が光るパターばかり。大手メーカーにはないとがった性能が欲しいなら、どれも試す価値がありますよ!